釣り道楽

Jul 20-25, 2001

ヤッタ!初バスget! おしょうしな!米沢
1匹目に至る長い道のり
釣り糸公害、生態系を破壊する害魚・・・等の理由から、バスはやるつもりじゃなかったんです。しかし、ある調整池でミミズを餌に「近所の小ブナ釣り」という仕掛けに15cmほどのバスがかかってしまいました。その引きの強さ、当然振り切られてしまいましたが、私の決意もあっさり消し飛んでしまいました。以来、春先から関東近県の池、沼で空しくルアーを振り回すこと数回が続いていました。誰かが教えてくれるわけでもなく、見よう見まねでやってみても、1度のあたりも取れず情けない日々でした。それでも諦めきれなかったのは、首を振るってラインを振り切った強烈な手応えでした。

最初が肝心
ブラックバスに数回チャレンジしてずーっとダメでしたが、米沢まで来てやっと釣ることが出来ました。そのせいか、それよりもきれいな水辺で上げることが出来たせいで害魚といわれるブラックバスが、とてもきれいな魚に思えます。女の気持ちはわかりませんが、ゴミの浮かんだ泥沼のような部屋で初めて男を知ったならその印象はそれなりについて回るものかも知れません。女ってデリカシーがないから、それほででもないでしょうが、私の場合ここで1stバスに出会えて本当に幸せです。ここは山形は米沢の水窪ダムというリザーバーです。ダム湖独特の殺伐感はあるのですが、川の流れ込みのある最上流のこの一帯は木も水草もいっぱいで心洗われる水際です。2001年7月21日午前10時頃、B地点でのことです。

  釣り友達は、あの疑惑の山形大工学部生
話は前後します。まず20日夕方、ダム近くのA地点でトライ。しようと思ったら何故か糸をたれる前に釣り券売りのオジサンが出現。モリガメを含めそのあたりにいた3人は、ごまかしたり値切ったりしたのですがダメ。結局、年長者のモリガメが払った1人分で3人は釣り続行です。そのせいか、3人には妙な連帯感。とりわけ、若いほうの人とはその後2度も出会い、すっかり友達になってしまいました。後で知ったのですが彼は、あの今疑惑の山形大生だそうです。モリガメは、みんなにいろいろ水窪情報を教えてもらいました。釣り券オジサンからも教わり、明日はB,C地点でやることにしました。
釣りが良ければすべて良し!!
モリガメが何故ここにいるのか?それは出張です。お客さんには申し訳ないですが、私だけ先に来て米沢を楽しませてもらってます。仕事ではヒイヒイいってチャンとやりましたよね。でもいい釣りが出来て米沢でのことすべてが、メッチャ楽しかったです。
 
A 地点

天にも昇る気持ち、バスは空を舞う。
木立の左の空き、やや水草の生え際寄りに落としたワームが底をとるかとらない瞬間に、ラインが妙に張った感じになりました。まさか!そう!そのまさかです。無意識にあわせたラインの向こうから確かな手応えが伝わった来ました。徐々に重さを増し左右に走るライン、振り切られないかとの不安と高まる喜びと、短い時間の間にいろんな気持ちが交錯します。白い魚影を目にした時の満足感と油断を戒める心。思い出してもワクワクする瞬間でした。ついに最初のバスが空を舞いました。

  みんな釣れてるのに。
私だけだめでした。 夕暮れが近づき、周りの人には次々にヒットがあります。実際こんなにバスが釣れているのを目にするのは始めてのことです。水際に降りれる範囲は狭く間近で釣れるバスを見て気持ちはあせっても、あたりはなしです。今日は6時には行くと米沢の友人にいってあるし、何とここいら辺は携帯も圏外です。なごり惜しさを残し勝負を明日に!
     
     
釣りバカ・リストへ